「初めての遺品整理、具体的にどのくらい大変なのか知りたい」
「遺品整理にあたって、できるだけ負担を軽くするにはどうすればよいのか?」
とお悩みではありませんか?
少子高齢化や核家族化が進み、残された家族にかかる遺品整理の負担は年々大きくなっているのが現状です。
いざ遺品整理をする状況を迎え、遺品整理が大変な理由や負担を軽くするためのコツを知っておくと安心でしょう。
この記事では、遺品整理を業者に依頼すべきケースや業者選びのポイントもまとめてご紹介します。
この記事を読むことで、遺品整理作業を効率的に行うためにやるべき事や、遺品整理業者を選ぶ際に注意すべき事などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
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遺品整理はなぜ大変なのか?
まずは、遺品整理を大変に感じる理由についてまとめました。
作業に時間がかかる
遺品整理を経験したことがある人の半数以上が、「作業に時間がかかった」と答えています。
特に、戸建ての実家を丸ごと遺品整理しなければならないケースでは、遺品の量が相当多いため、作業に何日もかかるはずです。
一人っ子なので手伝ってくれる人がいない場合や、遠方から作業のために通う場合などは、なおさら時間がかかるでしょう。
持ち家であれば時間をかけてゆっくり取り組んでも問題ありません。
しかし、賃貸物件だと明け渡し期限までに遺品整理を終える必要があります。
精神的な負担が大きい
大切な人を亡くした直後は、気持ちの折り合いをつけるのに時間が必要です。
故人が生前使っていた物や大切にしていた物を一つ一つ手に取りながら作業していくのは、精神的にも大きな負担になります。
特に、突然亡くなってしまった場合は遺品整理に取りかかれる精神状態になるまで相当な時間がかかることもあるため、その点でも大変さを感じることになるでしょう。
体力が必要
大量の遺品を片付けるためには、相当な体力が必要です。
中には大型の家具や家電など、一人で運ぶことができない遺品もあります。
遠方から何度も足を運ぶにしても、体力がなければ難しいでしょう。
「疲れてしまって途中で片付けられなくなった」という例も多いため、早めに対策を考える必要があります。
親族とトラブルになる可能性も
遺品整理につきものなのが、親族トラブルです。
特に、故人が多くの資産を持っていた場合や、借金があった場合などに起こりがちなので注意してください。
「勝手に遺品を処分してしまった」「高価な遺品を廃棄してしまった」などの理由で親族間の関係に亀裂が入ることも珍しくありません。
遺品整理の負担を軽くする5つのコツ
遺品整理の負担を少しでも軽くするためには、以下のようなコツが必要です。
スケジュールを立てて取りかかる
特に、賃貸物件の明け渡しや持ち家の売却までの期限が迫っていない時にありがちなのが、いつまでも遺品整理が長引いてしまうケースです。
遺品整理が何か月にもわたって長引くとその分、時間や労力・お金が失われていきます。
そうならないためには、「いつまでに遺品整理を終える」という明確な目標を定めるのがおすすめです。
「いつ頃までにここまで進める」という細かいスケジュールが決まっていればなお良いでしょう。
手伝ってくれる人を探す
遺品整理をするのが自分一人の場合は、まず、手伝ってくれる人を探しましょう。
遺品の物量にもよりますが、遺品整理を一人でおこなうのは難しい場合がほとんどです。
特に、大型の家具や家電を運び出す際には必ず人手が必要になります。
兄弟がいない場合は、親戚や知人・友人など、頼れる人がいないか確認してみてください。
遺品を仕分けしてから処分していく
大量の遺品を前にすると何から手をつけたらよいのか分からず、途方に暮れてしまいがちです。
そこで、まずは全ての遺品を「残すもの」と「処分するもの」に仕分けしていきましょう。
実は、この作業が最も大変ともいわれています。
仕分けが済んだら、残すものは形見分けするのか、自分が貰うのか、要らない物をどうやって処分するのかなどを決めていきましょう。
このように、順序よく進めていけば効率的に遺品整理が終わるはずです。
価値のありそうなものは買取に出す
遺品整理にかかる金銭的な負担を軽減するために、金銭的価値のありそうな遺品は買取に出すのがおすすめです。
貴金属や骨董品・美術品などは、予想外の値がつく可能性もあるため、独断で処分してしまうのはやめた方が良いでしょう。
また、比較的新しい家具や家電・故人のコレクショングッズなども、査定を依頼すべきです。
早めに業者への依頼を検討する
近年は遺品整理を業者に依頼する人が増えています。
もちろん費用はかかりますが、遺品整理にかかる時間や手間を大幅に減らすことができるため、メリットは大きいでしょう。
自分で遺品整理をすると間違えて高価な遺品を処分してしまうような失敗も起こり得ますが、プロに依頼すればそのような心配もありません。
「自分で遺品整理をするのは難しい」と判断したら、早めに業者探しを開始しましょう。
遺品整理業者に依頼したほうがよいケースは?
遺品整理業者に依頼すべきなのは、以下のようなケースです。
ゴミ屋敷化している場合
故人が住んでいた部屋がいわゆる「ゴミ屋敷」のような状態になっている場合は、自分で遺品整理するのは不可能と考えた方がよいでしょう。
「床が見えないほどもので埋まっている」「庭にまでゴミがあふれている」というようなケースもあります。
この場合、本当に必要なものとそうでないものを判断するのが難しいため、遺品整理に大変な時間がかかってしまうことになるでしょう。専門の知識と技術を持ったプロに依頼したほうが安心です。
1回も生前整理をしていない場合
故人が今までに1回も身の回りの整理をしたことがなかった場合、何十年も前から家にあるものなども遺品に含まれていることが考えられます。
その場合も、遺品整理に大変な労力が必要になるため、業者に依頼した方が良いでしょう。
明け渡し期限が迫っている場合
賃貸物件明け渡しや、持ち家売却までの期限が迫っている場合など、急いで遺品整理をしなければならない時は、業者に依頼すべきです。
業者に依頼すればたいていの場合は1~3日で作業が完了するため、期限までに遺品整理を終えることができるでしょう。
自分たちで慌てて整理をして悔いを残すより、お金をかけてプロに依頼した方が安心な場合が多いのです。
遺品整理業者を選ぶポイント
遺品整理業者を選ぶ際にチェックすべきポイントをまとめました。
実績が豊富な業者か
信頼できる業者を見極めるために、必ず実績を確認しましょう。
営業年数は何年か、年間どのくらいの依頼を受けているのかを業者に聞いてみてください。
スムーズに答えられないようなら慎重になった方がよいでしょう。
営業年数や過去の実績はホームページに掲載している業者も多いため、チェックしてみることをおすすめします。
長年その地域で営業し、安定した実績を残している業者であれば信頼してよいでしょう。
見積書に詳細な記載があるか
見積もりの際には必ず書面で見積書を出してもらってください。
もし、書面での見積書を出せない場合は、その業者を利用しない方がよいでしょう。
口約束だけで、作業後に高額な追加料金を請求してくる悪徳業者も存在します。
作業内容がある程度具体的に記載されている見積書であれば安心です。
また、追加料金についての記載があるかどうかも確認してください。
必要な許可を取得しているか
不用品の回収や処分・買取などの業務をおこなうためには、廃棄物収集運搬業や古物商の許可を取得している必要があります。必ず許可の有無を確認してください。もし、許可を持たない業者が不適切な方法で遺品を処分した場合、依頼主も罪に問われる可能性があります。
丁寧な対応か
大切な遺品の取り扱いを依頼する業者なので、丁寧な対応をしてくれるところを選ぶことが大切です。
電話をかけた時や見積もりを依頼した際の対応を始め、実際にその業者を利用した人たちの口コミもチェックするとよいでしょう。
遺品整理に関するよくある質問
「遺品整理について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.遺品整理はいつ始めればよいですか?
A.タイミングに決まりはありませんが、四十九日法要が終わったタイミングで取りかかるケースが多いでしょう。親族が集まった際に遺品整理について話し合いをしておくのがおすすめです。
Q.相続放棄をする場合は遺品整理をしてはいけないというのは本当でしょうか?
A.本当です。遺品整理をすると相続する意思があるとみなされてしまうので注意してください。
Q.遺品整理業者を選ぶ際は相見積もりをとった方が良いでしょうか?
A.はい。最低でも3社に無料見積もりを依頼し、比較するのがおすすめです。相場が把握できること・サービス内容や対応を比較できることなどのメリットがあります。
Q.悪質な遺品整理業者による被害例にはどのようなものがあるのでしょうか?
A.見積もりと違う高額な料金を請求された・遺品を不法投棄された・高価な遺品を勝手に転売されたなどの例が報告されています。
Q.遺品を高く売るポイントを教えてください。
A.きれいに掃除をしておく・付属品をそろえておく・買取先を比較して選ぶなどがポイントです。
まとめ
遺品整理が大変な理由や負担を軽くするコツ・業者に依頼すべきケースなどを詳しくご紹介しました。遺品整理は時間や労力がかかる大変な作業なので、どうすれば負担を減らすことができるのか事前に考えておくことが大切です。選択肢の一つとして遺品整理業者に依頼する方法もあるため、検討してみるとよいでしょう。ぜひこの記事を参考に、信頼できる業者選びをしてください。