「倉庫がものであふれ、何が入っているかも分からなくなっている」「倉庫を整理整頓したいのだが、ものが多すぎて途方に暮れている」と倉庫の片付けに関する悩みを抱えている人は、多いと思います。倉庫が大きいほど収納力がアップする一方、整理整頓を怠ってしまうと片付けが大変になるものです。
そこで今回は、倉庫の片付け方や片付けに利用できる便利なサービスを紹介しましょう。
この記事を読めば、倉庫の片付け方のコツや整理した状態を維持する方法も分かります。倉庫の片付け方を知りたい人や倉庫を片付けてくれる業者を探している人は、ぜひ読んでみてくださいね。
倉庫の片付けに時間や手間がかかる理由
はじめに、倉庫がブラックボックス化しやすい理由や片付けが大変になる原因を紹介します。
倉庫は無作為にものを詰め込んでしまいがちな場所
倉庫は、「とりあえず今は使わないもの」や「長年使ってないけれど捨てるふんぎりがつかないもの」を、しまっておく場所になりがちです。倉庫が大きいほど、不要のものを溜め込みがちになります。その状態が長年続けば、「何が入っているか全くわからない場所」になることも珍しくありません。
会社の倉庫は捨てる判断が誰もつけられなくなりがち
会社の倉庫の場合、捨てる判断がつけられないものが集まりがちです。たとえば、古い書類や製品の試作品、半端な材料などが山のようにたまっていることもあるでしょう。そして、捨ててよいかどうか誰にも判断ができないまま、ものだけが増え続けるケースもあります。
負の資産にならないように倉庫は片付けが必要
何が入っているか分からないまま長い年月がたった倉庫は、負の資産となりがちです。本当ならそこに入れるべきものが入らず、余分なお金がかかることもあるでしょう。また、時間がたって劣化したものは片付けるのがより大変になります。倉庫が散らかってきたりものがいっぱいになってきたら、できるだけ早く片付けをしましょう。
倉庫を片付ける手順や方法
この項では、倉庫をすっきりと片付けるために必要な作業やコツを紹介します。
倉庫を片付ける時間や人手を確保する
倉庫を片付けるためには、時間や人手が必要です。会社の倉庫の場合、思いきって片付け専用の日や時間を確保しましょう。人手があれば、半日程度で片付くこともあります。また、片付けの際に出るゴミの処分方法も調べておくと便利です。個人宅の倉庫の場合、ゴミを直接自治体の処分場に持ち込むこともできます。ゴミ袋・ガムテープ・荷造り用のひもといった掃除用具と共に、ワゴン車や軽トラックがあれば便利でしょう。
倉庫の中身を全部出す
倉庫の中で片付けをするより、一度中のものを全部出して分別しましょう。長年使っていないものにはホコリが大量についていることもあるので、マスクと軍手をして作業をしてください。人手があるならば、倉庫からものを運び出す人とものを分類する人とを分けてもいいでしょう。
1年間使わなかったものは不用品と考える
「いつか使うかも」と倉庫に保管しておいたものは、捨てるふんぎりがつかないこともあります。しかし、1年間全く使わなかったものは、その後も使う可能性は極めて低いでしょう。また、長期間保管したものは劣化が進んでいるので、不用品回収業者などに依頼して潔く処分してください。
倉庫内はいくつかのカテゴリーに分けて収納する
不用品の分別が終わったら、倉庫をいくつかのカテゴリーに分けましょう。たとえば、使う季節が限られているもの・期限を決めて取っておくものなどにカテゴライズしておけば、目的のものをさがすのも簡単になります。
収納グッズを利用する
整理棚や中が見える収納ケースなどを利用すれば、ダンボールにいれて積み上げておくより、どこに何があるかすぐ分かります。無造作にものをつめこんではいけません。
1か月に1度は中のものを見直す
期限を決めて収納するものは、1か月に1度はまだ取っておく必要があるかどうか確認してください。短いような気がしますが、ものを大量にためてしまうと、処分が大変です。書類ならばPDFにして取っておくなど保管の方法も見直しましょう。収納物がカテゴライズ分けされていれば、それほど大変ではありません。