部屋が上手に片付けられないという問題は、非常に多くの人に共通する持つ悩みといえるでしょう。
上手な部屋の片付け方として、「モノを捨てる」ということが挙げられることもあるのですが、モノを捨てなくても部屋の上手な片付けは可能です。
モノを捨てずに行なう片付け方のコツは、収納を有効利用して部屋を片付けるということが大切になります。
収納を有効利用して部屋を片付けるためのコツと片付け方と手順について考えてみましょう。
上手な部屋の片付けを実現するための考え方
モノには専用の住所を作る
モノには専用の住所を作る…少々意味の分からない言葉になってしまいましたが、これは「モノにはモノに応じた収納が必要である」ということです。
収納に対してモノが多ければ部屋は散らかり、収納に対してモノが適切であれば部屋は散らかることはありません。
当然といえば当然のことなのですが、これは非常に大切な心がけです。
部屋の中の収納を見直すことで、上手な片付けを行なうができるでしょう。
余剰スペースは部屋全体の2~3割が適正!
部屋の収納全てにモノを収納してしまうと、それ以上モノを収納できなくなってしまいます。
収納を上手に使うためには「常に一定の余剰スペースを空けておく」ということが大切です。
部屋全体の収納スペースに対して、2~3割程度の余剰スペースを用意すれば部屋を快適に片付けることができます。
余剰スペースというのは、急な来客の際の緊急避難的な収納にもなる非常に便利なスペースといえるでしょう。
デッドスペースを収納に変える
生活を行なっている以上、収納スペースというのはどうしても足りなくなってしまいがちです。
そんな場合には、デッドスペースに最適な収納を導入することで収納スペースを拡張することができます。
部屋のデッドスペースがどこにあるのかを把握して最適な収納を用意するというのは、部屋全体を片付けるために重要な下準備といえるでしょう。
上手な部屋の片付けを実現するための準備と確認事項
家具やインテリアを移動する大規模な片付けは事前にイメージを固める
片付けを行なう際に大切なことは、「計画的に片付けを行なう」ということです。
上手な部屋の片付けを実践するためにも、規模によって最適な計画を立てることから始めてみましょう。
家具やインテリアを移動して部屋全体の片付けを行う場合には、「片付け後の部屋のイメージを固める」ということが大切です。
例えば、「背の高い家具は部屋隅や壁際に配置する」「視線の集まる場所には家具を配置し過ぎない」など、家具の配置のポイントを理解して片付け後のインテリアの配置をイメージするということで、計画的な片付けを行なうことができます。
部屋の動線を確認する
部屋には、日常的に通ることの多い「動線」という経路があります。
動線を意識して家具やインテリアを片付けることで、「生活しやすい部屋」を実現することができるのです。
普段良く歩く場所などを片付け前に確認し、「生活しやすい部屋とはどのようなものか?」を考えることは、上手な片付けを実現するための大切な準備になります。
上手な部屋の片付けを実現するための手順
収納を効率的に利用する
部屋を片付ける際に、「どのから手を付けたら良いかわからない」という方も多いとは思いますが、先ずは収納の整理から始めてみましょう。
収納の整理で気をつける点は、「効率的に利用する」ということ。
クローゼットや押入れなど収納には様々な種類がありますが、これらのスペースを有効に使うということは上手な部屋の片付け方の第一歩です。
収納を有効に使用するための収納グッズや収納用品は、様々なものが販売されています。
収納グッズや収納用品を有効に使うことで、収納を効率的に利用できるでしょう。
家具やインテリアの移動はノートでイメージを固める
家具やインテリアの配置を行う際に『どうしても片付け後のイメージが湧かない…』という場合には、ノートなどに部屋の間取を描き、家具やインテリアの位置を決めるというのも良い方法です。
ノートに書き写す間取りは厳密なものである必要はありません。
自分の感覚で簡単に書き写すだけでも十分に効果があります。
部屋の片付けに便利な間取りですが、平面図なので家具の高さに関してのイメージを捕らえるのには適しません。
家具の高さや窓の位置なども考慮しながら、全体的なバランスを考えて家具の配置を考えましょう。
部屋の上手な片付け方は1日でできる範囲を見極める
部屋の片付けで陥ってしまいがちな状況は、部屋を片付けようとして逆に散らかってしまうことです。
このようなことを防ぐためにも「部屋の片付けは1日でできる範囲で行なう」ということが大切。
1日で片付け可能な範囲というのは状況によっても異なりますが、例えば「クローゼットの中の服を片付ける日」「衣装ケースを片付ける日」など1日で可能範囲を定めて片付けを行ないましょう。
また、片付けは「日常的に行なう簡単な片付け」と「休日に行なう本格的な片付け」に分けて行なうことで効率的に進めることもできます。
日常的に行なう片付けは1日15~30分程度で可能な範囲を行い、休日は1~2時間程度で可能な範囲を行なうというように、片付けに割ける時間と作業内容を見極めることが重要です。
キレイな部屋をキープするコツとは?
使用頻度によって収納場所を変える
片付けが終わった後のキレイな部屋をキープするためには、「日常的に使うもの」と「あまり使わないものを」分けて片付けるということが必要です。
日常的に使うものや、比較的に使うことの多いものは取り出しやすい位置に収納するようにしましょう。
例えば衣装タンスには比較的に使うことの多い洋服を入れ、あまり使用しない服は衣装ケースに入れるなど、使用頻度に合わせた収納場所を用意することで、部屋が散らかってしまうことを防ぐことができます。
使用頻度によって収納場所を変えることで、必要なものを探す手間が省けると共にキレイな部屋を長時間キープすることが可能です。
生活に欠かせない配線はキレイにまとめる
キレイな部屋を維持していてもテレビやオーディオ・スマホなど電気製品の配線コードが乱れているとキレイな部屋のイメージを落としてしまいます。
電気配線付近は空気が淀みやすい場所なので埃の溜まりやすい場所です。
片付いた部屋をキレイに維持するためにも電気製品の配線コードは「配線チューブ」や「結束バンド」などを使用してまとめておきましょう。
キレイな部屋をキープするための方法
片付けたキレイな部屋をキープするためには、日常的に使用するものでも仮置きはせず決まった場所に収納するということを心掛けましょう。
部屋が散らかることは、日常的に使用するものを乱雑に置くことから始まります。
日常的に使用するものでも「決まった場所に置く」ということを徹底するようにすればキレイな部屋を長期間キープすることができます。
まとめ
上手な片付け方を一度に身に付けるのは非常に難しいことです。上手な片付け方を身に付けるコツは、自分でできる範囲で良いので小さなことからでも実践するということ。
日常生活に簡単な片付けを取り入れることで、少しずつ片付け方が身に付くようになります。片付けを持続できるように努力するということも大切なのです。