電気ポットの寿命?お湯が沸かない・出ない!電気ポットの買い替え時期

電気ポット 家電の買取

スイッチを押せば温かいお湯が出てくる電気ポットは、秋や冬などの寒い季節には大変重宝します。
ヤカンでお湯を沸かす作業は意外と面倒で、特に高齢者の場合にはヤケドや火の消し忘れが気がかりです。
家庭以外でも会社の給湯室や飲食店でも活躍する電気ポットですが、電化製品なので使い続けていればやがて寿命がやってきます。壊れた電化製品を使い続けることは危険なことです。

そこで今回は、電気ポットの寿命が近いと思われる症状や故障内容、買い替え時期、処分方法についてご紹介します。

電気ポットの寿命は?

電気ポットの寿命

電気ポットの部品の寿命

電気ポットはお湯を内部に入れており、外側にお湯や蒸気を漏らさないようにしている部品がパッキンです。この内ぶたパッキンの寿命が1~2年といわれており、これを過ぎると水漏れの心配がでてきます。
 もちろん交換することで安全に使用することが可能ですが、できない場合は使用を中止するほうがいいでしょう。
実は、メーカー側が交換部品を保管しておくのは生産が終了してから5年間と決まっています。そのため、生産終了から5年以上経過している電気ポットは使用できる状態でも交換部品がもう無いため、そろそろ買い替えに向けた準備が必要です。

電気ポットが他の家電よりも壊れやすいわけ

電気ポットの部品保管期間は5年ですが、冷蔵庫では9年、同じ水を使う洗濯機でも6年と電気ポットよりも保管期間に余裕をもたせています。
このことからメーカー側でも電気ポットは壊れやすい家電と認識していることが伺えるでしょう。
そのわけは、「蒸気」にあります。お湯を沸かすと蒸気が出ますが、これらの粒子は細かく電子部品内にも入り込んで水に戻りダメージを与えるのです
また、熱を出し続けるため他の家電よりも機械に負担がかかりやすい構造ということもあり、結果的にお湯を沸かせば沸かすほど寿命に近づくということになります。

電気ポットの寿命を延ばすには?

こまめなお手入れをすれば、清潔・安全に長期間使うことが可能です。外部は固く絞ったフキンでふき、内部は定期的にクエン酸で洗浄することで異臭や給湯パイプの詰まりを抑制します。
時折フタをはずし、水分を切るなど休息を与えるのも有効です。また、電子パネルにお湯や水がかからないように気をつけることも重要といえます。

他の電化製品より寿命がやや短めなんですね。

はい。数年おきに買い替えが必要なケースもあります。

電気ポットの寿命が近くなると現れる症状

電気ポットの寿命

電気ポットのお湯が出ない(給湯できない)

お湯が出なくなる原因はモーターの不具合と、給湯ポンプの詰まりパッキンの劣化が考えられます。
ガーガーと音がしてお湯が出ない場合は、ミネラル分が付着してポンプの羽が回転できていないと考えられるので、クエン酸洗浄を試してみましょう
数回試して改善されない場合は修理や、買い替えの検討が必要になります。

電気ポットのお湯が沸かない(沸騰しない)

沸騰しないのであれば、まずコンセントを抜いて30分ほど待ちましょう。それでも改善されない場合は修理か買い替えを検討することになります
お湯が沸かないということは、ヒーターの断線マイコンの誤作動などが原因と考えられるため、修理も高額になり可能性があることを念頭において検討しましょう。

お湯が出ない、お湯が沸かないといった症状が出るんですね。

はい。すぐに故障が分かりますね。

電気ポットの買い替えどきのポイント

電気ポットの買い替え

電気ポットは修理と買い替えどっちがお得?

電気ポットに異変があれば、修理か買い替えかを悩みますね。
見極めのポイントは、購入1年未満であればメーカーでの無料か格安での修理が可能なので修理にでだしましょう。
しかし、3年以上使用している場合は修理代が数千円以上になり、故障箇所以外にも不具合がある場合も多いので買い替えたほうが良いといえます。

お湯が漏る(もる)

パッキンやフィルターの劣化や破損で起こる不具合です。
まずは、部品の劣化箇所を確認しメーカーから取り寄せられるようなら交換するだけで不具合は直せます
しかし、部品保有期間が終了の場合や、劣化や破損が見られないのにお湯が漏る場合には買い替えした方が良いでしょう。

外部の破損

外部に小さな傷であれば気にすることはありませんが、大きな破損がある場合には買い替えをおすすめします。
外部に大きな損傷があってもお湯を沸かせる場合もありますが、破損部分からお湯が飛び出る危険もあるため使用は危険です

1年以上使って故障したポットは買い替えが妥当なんですね。

はい。それほど高い家電ではないので、安全のために買い替えましょう。

電気ポットの処分方法

電気ポットの処分方法

比較的新しい電気ポットなら

問題なく作動する、見た目もキレイな電気ポットを買い替えるならフリマアプリでの出品やリサイクルショップで買い取ってもらうなどもいいでしょう。
その際には、キレイに清掃し外箱などの付属物もあると評価が上がる対象になります。

家電量販店での引き取り

新しい電気ポットを家電量販店で購入する場合、古い電気ポットの引き取りを頼んでみるのもよいでしょう。買い替えの場合はサービスで引き取ってもらえることがあります
店舗によって違いがありますので、購入前に問い合わせておくと確実です。

自治体のゴミに出す

自治体の「燃えないごみ」の回収日に出して処分する。
自治体によっては大きさの基準で「粗大ゴミ」の扱いになる所もありますので、お住いの市町村で確認する必要があります。
「不燃ゴミ」と「粗大ゴミ」では捨て方が全然違いますので注意が必要です。

まとめ

家電の中でも寿命が早いとされている電気ポットですが、こまめにクエン酸洗浄などの手入れをすることで寿命を延ばせます。
これまでのことをまとめると、電気ポットの寿命は

  • 電気ポットには部品の寿命がある
  • 蒸気や熱がでる家電なので寿命が短い
  • 寿命を延ばすにはこまめな手入れが必要

買い替えを検討するには

  • お湯が沸かなくなったら買い替えがおすすめ
  • お湯が漏る(もる)場合にはパッキンを換えて様子を見る
  • 購入1年未満ならメーカー修理が無料もしくは格安で受けられる

電気ポットを処分するには

  • リサイクルショップやオークション・フリマアプリ
  • 家電量販店での引き取り
  • 自治体のゴミで処分

と、なります。
よく使う電気ポットが故障すると不便を感じることも多くなりますので、買い替えのタイミングは重要な問題ですね。漏れる(もれる)くらいであればパッキンの交換で様子を見て、沸騰しなくなったら買い替えを検討するといった目安で買い替えを検討してみましょう。しかし、長年使用すと交換部品もなくなりますので、注意が必要です。

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