「さいたま市で自転車を処分するにはどうすればいいのか」
「自転車を廃棄する前にすべきことはあるのか?」など、
自転車の処分で悩んでいる方は多いでしょう。
自転車の処分方法はお住まいの地域によって変わることもあるので注意しなければなりません。
本記事では、さいたま市で自転車を処分する方法や廃棄時の注意点・買取に出すコツなどを解説します。
この記事を読むことで、自転車をさいたま市で処分する方法や捨て方などが分かります。
気になっている方はぜひチェックしてください。
さいたま市で自転車は何ゴミになるのか?
最初に、さいたま市で自転車は何ゴミになるのか、基本情報をチェックしておきましょう。
自転車は粗大ゴミ
さいたま市の場合、自転車は「粗大ごみ」扱いとなります。
自治体によって粗大ゴミの定義は異なりますが、さいたま市では家庭から出るゴミのうち一辺の長さまたは直径が90cm以上2m未満の物(自転車、タンス、机、スキー板など)が粗大ゴミです。
自転車はその大きさに当てはまるため、粗大ゴミでの処分となります。
粗大ゴミに分類されるものは、通常利用している収集所では回収してもらえないものです。
事前の申し込みが必要になったり、回収場所が決まっていたりするので十分に注意してください。
きちんと処分方法とルールを確認してから、自転車を捨てましょう。
処分前に防犯登録の抹消手続きが必要
自転車を処分する前に、必ず防犯登録の抹消手続きを済ませておかなければなりません。
特に、欲しがっている人に譲ったり、リサイクルされて他の人へ渡ったりする場合は、防犯登録の抹消手続きが必要です。
粗大ゴミとして出す場合も収集前に盗まれる可能性があるため、手続きを怠ってはいけません。
なお、防犯登録の抹消手続きは、都道府県によって詳細が異なります。
埼玉県の自転車防犯協会ホームページを確認してから手続きを行いましょう。
自治体の粗大ゴミ回収で処分する方法
ここでは、自治体の粗大ゴミ回収で処分する方法を解説します。
戸別収集の場合
一般的な粗大ゴミの処分方法としては、戸別収集があります。
戸別収集は、自宅前または回収指定場所に粗大ゴミを出して回収してもらう方法です
(建物内からの収集はできません)。
主な流れは以下のとおりとなります。
- 粗大ゴミの高さ・横幅・奥行きを測る
- さいたま市粗大ゴミ受付センター(電話番号:048-878-0053)に電話して申し込みをする。
または、さいたま市粗大ごみインターネット受付で予約をする。 - 「さいたま市粗大ゴミ処理手数料納付券」(シール)を近くのコンビニなどで購入する
- 粗大ゴミの分かりやすいところに納付券を貼る
- 指定日当日に回収指定場所へ持っていく
なお、粗大ゴミ受付センターでの受付時間は月曜から金曜日の8時30分~17時まで可能です。
当日のキャンセルは受け付けていないのでキャンセルをしたい場合は、3営業日前までに連絡をしてください。
申込時には、ゴミの種類とサイズ・個数・電話番号・氏名・住所を伝えることになります。
直接持ち込むことも可能
さいたま市の場合、粗大ゴミを含めた不用品を直接処理施設へ持ち込むこともできます。
戸別収集とは違い、土曜日、祝日、年末のみ事前予約が必要です(平日は対象外です)。
主な流れは以下を参考にしてください。
- ゴミ持ち込みコールセンター(電話番号:050-3033-8229)に電話して、持ち込み対象の物か確認する
- 市内にある4つのゴミ処理施設に粗大ゴミを持ち込む
- 受付の際に住所の確認をさせていただきますので、住所のわかるもの(免許証等)を提示
- 必要な処理手数料を現金で支払う(特定適正処理困難物がなければ、100kg未満までは無料)
戸別収集よりも比較的手短に手続きを済ませることができるでしょう。
ゴミ持ち込みの受付時間は
・月曜日から金曜日(祝日も受付します(1月1日から3日は除く))
8時30分から12時まで
13時から16時30分まで
・土曜日
8時30分から12時まで(午後はお休みです)
・日曜日はお休みです。
なお、さいたま市のゴミ処理施設は以下の4箇所です。
- 西部環境センター(西区宝来52-1):電話番号 048-623-4100
- 東部環境センター(見沼区膝子626-1):電話番号 048-684-3802
- クリーンセンター大崎(緑区大崎317):電話番号 048-878-0989
- 桜環境センター(桜区新開4-2-1):電話番号 048-710-6010
まだ使える自転車は買取に出せるのか?
ここでは、自転車を買い取りに出す方法とポイントを解説します。
まだ使える自転車は買い取ってもらえる?
まだ乗ることができるのに捨てるのはもったいない……と悩んでいる方は、買取も検討してみてはいかがでしょうか。
一般的に、まだ正常に使うことができる自転車であれば、買い取ってもらえる可能性があります。査定を依頼する前に、問題なく走ることができるのか・ブレーキがきちんと利くかどうかなど、自転車の状態は必ずチェックしてください。
ロードバイクやマウンテンバイクは高価買取が期待できる
どんな自転車が高く売れるのか気になっていると思いますが、高価買取が期待できるのはロードバイクやマウンテンバイク、高級ブランドメーカー、電動アシスト自転車などです。
最近は、自転車がブームになっていることもあり、元値が高いロードバイク系は中古市場でも需要があります。中古市場でも需要がある自転車は、高価買取が期待できるので買取実績のある業者に査定を依頼するといいでしょう。
逆に、1万円位で購入できる安価なママチャリなどは、買い取ってもらえないか、査定額が大幅に低くなる可能性があります。
買取専門店やリサイクルショップに依頼する
主な買取先としては、自転車買取専門店やリサイクルショップがあります。
高級自転車で、できるだけ高く売りたい方は、自転車の買取を中心に行っている専門店に依頼するといいでしょう。自転車買取専門店は中古市場の需要を把握しているため、価値が高い自転車は高く売れる可能性があります。
逆に、買取基準は厳しく、価値があまりない自転車は買い取ってもらえない可能性が高いので、買取品目の多いリサイクルショップに依頼するといいでしょう。
買取サービスを行っている回収業者に依頼する
買取サービスを行っている不用品回収業者に依頼する方法もあります。
不用品の回収と買取を同時に行っている回収業者に依頼すれば、たとえ買取不可になったとしても回収してもらえるので安心です。
また、自転車以外にも大量の不用品を処分する場合、買い取ってもらえるものが出てくる可能性もあります。買い取ってもらえるものが多いほど、処分費用を抑えることができるでしょう。
自転車の買取や処分に関してよくある質問
自転車の処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.防犯登録の抹消手続きに必要なものは?
A.自転車本体のほか、身分証明書と防犯登録カードが必要となります。
ただし、防犯登録カードに関しては、防犯登録をする際にもらえるものなので中には失くしてしまっている方が多いかもしれません。
その場合は、自転車を所有していることが証明できる書類を用意してください。
たとえば、購入時の領収書や自転車本体の保証書などが当てはまります。
Q.直接ゴミ処理施設へ持ち込む際の注意点は?
A.定休日が日曜日、年始(1月1日~1月3日)は受付をしていないので気をつけてください。
持ち込み時間も平日(祝日)は8時30分~正午、13時~16時30分までと土曜日は8時30分から正午までだけと決まっています。
また、土曜日、祝日、年末のみ事前予約が必要なのでゴミを直接持ち込む際には注意が必要です。
自転車以外の物と一緒に持ち込む場合、品目や総重量によって処分費用も異なるでしょう。
特定適正処理困難物がなければ、100kg未満までは無料です。(2023年6月4日時点)
持ち込み日時などは変更になる場合がありますので、事前にさいたま市のホームページで確認してください。
Q.分解すれば不燃ゴミとして捨てられるのではないか?
A.自転車を自分で細かく分解すれば、確かに粗大ゴミではなく不燃ゴミとして処分できます。
けれども、自転車を既定の粗大ゴミサイズ以下に分解するのはとても難しく、危険性も伴うのでおすすめしません。
無理に分解してしまうと、ケガをする恐れもあります。処分費用を抑えたいからと無理をせずに、自分にとって安全に処分できる方法を選んでくださいね。
Q.自転車を高く売るコツは?
A.なるべく自転車を高く売りたい方は、査定を依頼する前に掃除しましょう。
見た目がきれいになるだけでも印象がよくなりますし、査定額がアップする可能性もあります。
また、保証書や取扱説明書など、購入時についてきたものも一式そろえることが大切なポイントです。
また、カスタマイズしてあると査定額が低くなってしまうこともあります。
なるべく、購入時の状態のままで売却することが高価買取の大切なポイントです。
Q.無料回収業者に依頼するのは危険か?
A.無料回収業者は悪徳業者の可能性が高いので気をつけてください。
無料といっているのにもかかわらず、回収後に費用を請求してきたり、回収したものを不法投棄したりする可能性があります。
無料回収業者に依頼するよりも、きちんと適切な料金で処分してくれる業者のほうが安心です。
まとめ
さいたま市で自転車を処分する場合、粗大ゴミの扱いとなります。
自治体回収で処分する方法は、戸別収集とゴミ処理施設へ直接持ち運ぶ方法の2つです。
それぞれ手順が異なるため、自治体のホームページでチェックしておきましょう。
自治体以外の方法としては、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
中には、買取サービスを行っているところがあるので、自転車を買い取ってもらえる可能性があるかもしれません。一度、査定を依頼してみてはいかがでしょうか。