中古品の売買はどっち?リサイクルショップとフリマアプリを比べてみた

リサイクルショップで中古品のリユース リサイクルショップ

中古品を売買する方法として、リサイクルショップやフリマアプリを利用することが一般的ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらを選ぶかは、売りたい商品の種類や買いたい商品の種類によって異なります。ここでは、それぞれの長所と短所を比較してみましょう。

環境のことを考えリサイクルショップを通して中古品のリユースを

リサイクルショップで中古品のリユース!

専門的なリサイクルショップが増え、中古品のリユースは当たりまえの時代

昔は「知らない人が使っていた物を使うのには抵抗がある」という方も多く、中古品の売買質屋や骨董品屋などごく一部の限られた物や場所でしか行われていませんでした。
でも、近年は大型の総合リサイクルショップだけでなく、古着屋中古釣り具中古ゴルフ用品など専門的なリサイクルショップが増え、手軽に中古品を購入する人が増えいます。
また、最近ではインターネットの普及と共にフリマアプリネットオークションを利用して手軽に中古品を購入できるようになり、CtoC(個人間取引)も盛んに行われ、よりUSED品が身近な物になってきました。
ネット通販サイトで中古品を販売しているお店も珍しくはなくなりました。

一方では、世界的な取り組み「SDGs」の中でも取り上げられる「環境問題」「資源の枯渇」などへの関心も広がり、3R(リ デュース:廃棄物の発生抑制、リ ユース:再使用、リ サイクル:再資源化)による「環境配慮・廃棄物対策」の意識も一般的に普及してきているのも影響しているかもしれません。

3R(リ デュース:廃棄物の発生抑制、リ ユース:再使用、リ サイクル:再資源化)

リサイクルショップ以外でも、中古品の売買は若い世代を中心に増えています

ミュゼマーケティングが行った『中古品に関する調査』によると、52%の方が「購入・販売とも経験がある(52%)」と回答しえいます。「購入のみの経験がある」という人も16%という結果になりました。
また「新品のものを購入する際、中古相場を確認してから購入していますか?」の質問に対しては「確認している」が51%となり、半数の方が普段から中古市場を意識して見ていることがわかりました。

中古品の購入・販売の経験はありますか?
これまでに購入したことがある中古品の種類は何ですか?

【ミュゼマーケティング調べ】
(調査期間:2020年3月30日~2020年4月5日、調査対象:全国20~34歳の女性、調査人数:574名、調査方法:インターネット調査)

リサイクルショップ(店舗)とフリマアプリ(ネット個人間取引)の違い

不用品のリサイクル・リユース

中古品のリユースが盛んに行われるようになった現在ですが、実店舗のリサイクルショップインターネットでの個人間取引が中心のメルカリなどのフリマアプリでは、どちらで売ったり買ったりした方が良いでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

中古品を売る場合のリサイクルショップのメリット・デメリット

近くにリサイクルショップがある場合は、店舗に持ち込めば直ぐに不用品をまとめて買い取ってもらって現金化することができます。
リサイクルショップでの買取は量がある場合でも速くて手間のかからないというメリットはありますが、特別高価な物ではない限り買取額は二束三文になってしまう場合もあります。

フリマアプリネットオークションの場合は、出品するのに写真を撮ったり説明を書いたりする時間がかかり、また落札後の梱包や発送の手間も思っていたよりかかってしまいます。もちろん落札までの日数も考慮に入れなければなりません。
ただ、日数はかかてしまいますがメリットとしては、リサイクルショップの買取額よりは高い値段で売れる確率が高く、自分で納得できる金額に設定して売ることもできます。

「売れる値段は気にせず、不用品を速く処分する事を目的とする」「大量の商品を一度に売却したい」ならリサイクルショップ。「時間に余裕があり手間を気にせず、少しでも高く売って収入を得たいなら」フリマアプリ
「それ程高く売れない大型商品」は出張買取を行っているリサイクルショップへ。「確実に高く売れる大型商品」はフリマアプリやネットオークションで売り発送は自宅まで取りに来て梱包から行ってくれるヤマトのらくらく家財宅急便」や「メルカリの梱包・発送たのメル便」などを使う。

中古品を買う場合のリサイクルショップのメリット・デメリット

リサイクルショップ

中古品はすでに使用されていた物ですので、同じ製品であっても一品一品状態は違います。
近くにりリサイクルショップの店舗がある場合は、購入前に実際に商品を手に取って状態を細かく確認することができます。中古品のプロがしっかりと動作や状態などを確認し良い状態に手入れしてある物が多いので、ネットでの個人間取引より品質の面では安心感があります。

また気になる点があれば専門知識を持った店員さんに詳しく説明もらえるのも大きなメリットです。気に入ればその場で購入して直ぐに持ち帰って使うことができるのもポイントです。

家具などは実物を見ると写真で得ていたイメージとは全然違う場合も多々あります。家具の場合はサイズ感や質感、色合いなど実際に見てみないと分からない点が他の物よりも多いので、店舗で実際に自分で見てから購入した方が良いでしょう。
古着も同じく実際に手に取ってみないと分からない場合が多いですので、店舗での購入をお勧めします。

フリマアプリネットオークションで中古品を購入する場合は、「家から出なくても自宅まで届けてくれるので便利」「実店舗にある物より沢山の商品の中から、簡単に状態や価格などを比較しながら自分い合った物を選ぶことができる」「近所のリサイクルショップでは見つからないようなレアな商品を簡単に探すことができる」などのメリットがあります。

ただ、表示価格以外にも送料や手数料がかかる場合もあり、気を付けないと結果的には近くのリサイクルショップで買うよりだいぶ割高になってしまった、新品で買うのと大して値段が変わらなくなってしまったという事もあります。

また、ネットの場合は大体の物が数枚の写真から状態や使用感などを判断しなければならず、実際に届いて見たら思っていたより状態が悪かったり、色合いが想像と違っていたという事も多々あります。品質も出品者によってかなり当たり外れがあります。

それに、全く知らない人との文章でのやり取りが基本になりますので、やり取り中や購入後のトラブルが全く無いわけではありません。さらに、実店舗と違って「偽物をつかまさせた」などのネット特有の悪質なサギにあう確率も高くなります

中古液晶テレビを買う場合を例にあげると、「32型位の液晶テレビで奇麗に映ってくれれば特にメーカーなどはこだわらない」という方はリサイクルショップで直接店員さんに相談して買うのが良いでしょう

「シャープのAQUOS 40型液晶テレビのLC-40U45という機種がどうしても欲しい」というようにピンポイントで機種まで決まっている方は、フリマアプリやネットオークションで探した方が効率的です

もし、欲しい商品が近くのリサイクルショップで売っていそうな物であれば、価格はネットよりも多少高かったとしても、トラブルのリスクや品質、アフターケアの点を考えると店舗で買った方が信頼があります。中古ブランド品などは特に店舗で購入した方が安心です。

ただ、近くの店舗を探してもなかなか売っていないようなレアな中古品を探している方やピンポイントで決まった機種を探している場合は、探し回る手間を考えると、初めからネットで探して購入してしまった方が早いと思います。

また、近くにリサイクルショップがない人や車を持っていない人は、自宅まで届けてくれるフリマアプリやネットオークションでの購入の方がメリットがありそうです

まとめ:リサイクルショップとフリマアプリの長所と短所

リサイクルショップの長所と短所

長所

  1. 即現金化が可能
    リサイクルショップに持ち込めば、査定後すぐに現金化できる点が大きなメリットです。即時にお金が手に入るため、急ぎで処分したい場合に便利です。
  2. 手間が少ない
    店舗に商品を持ち込むだけで売却でき、商品の発送や写真撮影などの手間がありません。商品の状態や説明を自分で詳細に伝える必要もなく、査定を受けるだけで済みます
  3. 買取対象が幅広い
    家電、家具、洋服、ゲーム、楽器など、様々なジャンルの商品を取り扱っている店舗が多く、幅広い商品の買取が可能です。

短所

査定に時間がかかる場合がある
店舗に持ち込んだ後、混雑していると査定に時間がかかることがあります。また、商品の状態によっては、買取を断られることもあります。

価格が低くなりやすい
リサイクルショップは、店舗運営や販売などのコストを考慮するため、買取価格がフリマアプリよりも低くなることが一般的です。また、即現金化できる代わりに、相場より安く買い取られる場合もあります。

フリマアプリの長所と短所

長所

  1. 高価格で売れる可能性
    フリマアプリでは、直接消費者に商品を売ることができるため、中間マージンが省け、リサイクルショップよりも高額で販売できることがあります。特に人気のある商品や状態が良いものは、高価格で売れる可能性が高いです。
  2. 手軽に出品できる
    スマートフォンから簡単に出品でき、出品後は24時間いつでも売れるチャンスがあります。商品の写真をアップロードし、説明文を加えるだけで、誰でも手軽に始められます。
  3. 交渉の余地がある
    フリマアプリでは購入者と価格交渉ができるため、希望する価格で売れる可能性があります。場合によっては、お得に売れる場合もあります。

短所

詐欺やトラブルのリスク
フリマアプリでは、直接取引を行うため、取引相手とのトラブルや詐欺のリスクがあります。特に評価が低い購入者との取引には注意が必要です。

発送の手間がかかる
売れた後、商品を発送する手間があります。特に大型商品や重い商品は送料がかかり、梱包・発送手続きが面倒に感じることもあります。

時間がかかる可能性がある
商品が売れるまで時間がかかることがあり、急いで処分したい場合には不便です。また、出品後に買い手が見つからなければ、再度価格を見直すなどの対応が必要になります。

まとめ

リサイクルショップは、手軽に商品を売って即現金化できる利点がありますが、買取価格が低くなることが多いです。一方、フリマアプリは高価格で販売できる可能性がありますが、時間と手間がかかり、発送やトラブルのリスクもあります。売りたい商品や処分の急ぎ具合、手間をかけられるかどうかに応じて、どちらを選ぶかを決めると良いでしょう。

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